元・訪問介護事業所経営者が語る、現場のホンネ

訪問介護の求人の選び方|正社員から夜勤まで比較

訪問介護の求人の選び方|正社員から夜勤まで比較

訪問介護の求人を探し始めると、正社員・パート・重度・夜間など、区分の多さに戸惑う方が少なくありません。どこから見ればよいか分からないまま、求人一覧を眺めて時間が過ぎることもあります。この記事では、その求人の探し方と、求人票の読み方を順に整理します。実際の求人情報をもとにしているため、比較の目安として役立ててください。

訪問介護の求人は探し方で結果が変わる理由

訪問介護求人は、探す経路によって見つかる情報の量と質が変わります。経路は大きく5つに分かれ、それぞれ得意なことが異なります。まず経路ごとの違いを知っておくと、無駄な応募を減らせます。

経路は次の5つです。

  • 介護特化型サイト
  • 総合型求人検索サイト
  • 人材紹介(エージェント)
  • ハローワーク
  • 事業所の直接募集

口コミサイトの情報では、掲載件数・情報の濃さ・紹介スピードが経路ごとに異なるとされています。ただし公式な数値は確認できていません。最新の件数は、各サイトで直接ご確認ください。

訪問介護求人を探す5つの経路を比較したイメージ図

以下では、目的別にその求人の探し方を順に解説します。

重度訪問介護の求人、普通の訪問介護との違い

重度訪問介護は、障害者総合支援法に基づくサービスです。一般的な訪問介護は、介護保険法に基づくサービスです。

根拠となる法律が違うため、対象となる利用者も異なります。重度訪問介護求人では、障害のある方への長時間のケアが中心になります。この違いは、求人サイトや紹介記事の情報にもとづく整理です。公式には確認できていません。

重度訪問介護求人の給与の目安

求人サイトの掲載情報では、時給1,250円〜2,180円程度の求人が複数ありました。正社員の月給は、29万〜38万円程度の掲載が目立ちます。事業所ごとの条件で変わるため、目安として見てください。最新の相場は、各サイトでご確認ください。

資格は必要?無資格での応募

求人サイトや紹介記事によると、無資格・未経験歓迎の求人が多くあります。「重度訪問介護従業者養成研修」を、入職後に受講する前提の募集も目立ちます。公式な確認は取れていません。応募先に、受講費用や時期を質問すると安心です。

きついと言われる理由とメリット

離職率が高い、精神的な負担が大きいという声があります。一方で、長時間ケアのため単価が高いという見方もあります。長く続けやすい仕事だと評価する声もあります。どちらの意見もあるため、見学や面談で働き方を確認してください。

訪問介護の正社員求人、月給の見方に注意

訪問介護求人の正社員募集では、月給の表示額をそのまま受け取らないことが大切です。表示額に固定残業代が含まれるケースがあるためです。

私が実際に確認した求人に、次の表記がありました。

月給28万5,000円(うち固定残業代37,000円含む、超過分は別途支給)

これは求人サイトに掲載されていた、個別事業所の例です。金額だけでなく、内訳まで読む習慣が欠かせません。

求人サイトの掲載情報では、月給の幅は21.6万円〜45万円程度でした。介護福祉士・実務者研修・初任者研修といった資格で、提示額が変わります。公式な統計ではない点にご注意ください。

神野司

神野司

求人票は、月給の総額より先に内訳を見るのがコツです。

求人票で確認したい6項目

正社員の訪問介護求人では、次の6項目を確認すると比較しやすくなります。

  • 基本給と手当の内訳
  • 資格手当の有無と金額
  • 賞与の実績
  • 昇給の有無
  • 社会保険が完備されているか
  • 試用期間中の条件変更の有無

近くの訪問介護求人、探し方のコツと注意点

近くの訪問介護求人を探すときは、「近く」の意味を先に確認しましょう。直行直帰が前提か、事業所集合が前提かで、実際の移動距離が変わります。

訪問介護は、自宅や特定の地域に絞って求人が出ていることが多い仕事です。一方、総合型サイトだけでは、件数が偏ることがあります。複数の経路を併用すると、見落としを減らせます。

確認したい点は次の3つです。

  • 直行直帰が可能かどうか
  • 事業所への集合が月に何回あるか
  • 訪問エリアの範囲

リスジョブ介護は、介護職向けの求人検索サービスです。地域・駅・希望条件で、求人を絞り込めます。

リスジョブ介護の求人検索画面のイメージ

自宅の近くで訪問介護求人を効率よく探したい方に、おすすめです。

ハローワークの訪問介護求人、特徴と限界

ハローワークは、公的機関として無料で求人を探せる窓口です。厚生労働省の公式資料によると、求人の掲載と募集は、事業者側も完全に無料です。

掲載費がかからないため、地域密着の小規模事業所や非営利法人の求人が集まりやすいとされています。ただし、この因果づけは二次情報からの整理です。公式には確認できていません。

ハローワークの弱みは、次の3点です。

  • 求人票の情報量が簡素なこと
  • マッチングの進行が遅いこと
  • 相場の把握に向かないこと

民間の求人サイトと使い分けると、比較の幅が広がります。相場を知る目的では、ハローワーク以外も併用しましょう。

夜間訪問介護の求人、仕事内容と給与の実態

夜間の訪問介護求人は、条件が並ぶだけで、仕事内容が見えにくいものです。正式な制度名は「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」と関わりがあります。この整理は求人サイトの掲載情報からのもので、公式には確認できていません。

求人サイトの掲載情報では、1日の巡回件数は平均10件程度、少ない日で3件という例がありました。就寝中の見守りが中心で、長時間の会話が少ない点も特徴です。個別事業所の例であり、公式な確認は取れていません。

夜間訪問介護求人の給与の目安

求人サイトの掲載情報では、時給1,200円〜2,100円程度の求人が確認できました。夜勤専従の正社員では、月給29万〜35万円程度の掲載がありました。最新の相場は、各サイトでご確認ください。

また、「自宅待機型」で稼働する働き方もあると掲載されています。常に動き続ける仕事というイメージとは、異なる場合があります。

「ヘルパー」求人と訪問介護員の呼び方の整理

「ヘルパー」は、訪問介護員の通称として使われる言葉です。求人でも検索でも、この呼び方がよく使われます。

古い資格の呼び方と、現在の呼び方は次の通りです。求人・紹介サイトの情報からの整理で、公式には確認できていません。

  • ヘルパー2級:現在の介護職員初任者研修
  • ヘルパー1級:現在の介護福祉士実務者研修

ここまでの内容を踏まえると、探し方は目的別に整理できます。

  • 重度訪問介護:入職後に研修を受けられるか確認する
  • 正社員:固定残業代と手当の内訳を確認する
  • 近く:直行直帰の可否を確認する
  • ハローワーク:民間サイトと併用する
  • 夜間:巡回件数と待機型かどうかを確認する

登録ヘルパーの働き方、契約形態の違い

登録ヘルパーは、勤務時間が固定されたパートとは異なる契約形態です。自分の勤務可能時間と、利用者の希望時間が一致した時だけ稼働します。

求人サイトの掲載情報では、「1日1時間から勤務可」「直行直帰可」という条件がありました。「休日勤務で時給加算」「正社員登用制度あり」という例もあります。いずれも個別事業所の例で、公式には確認できていません。

リスジョブ介護は、介護・看護・リハビリ分野に特化した求人サービスです。求人数が多く、応募から面接調整までアプリ内で完結できます。

リスジョブ介護のアプリで応募する画面のイメージ

複数の条件を比べながら、手早く応募まで進めたい方に、おすすめです。

訪問介護求人まとめ|次に取る行動

次は、気になる訪問介護求人を3件ほど選び、求人票を横に並べて見比べましょう。給与の内訳と、勤務時間の決まり方を中心に確認するのがおすすめです。

比較のあとに取りたい行動は、次の通りです。

  • 固定残業代の有無と金額を、求人票で見直す
  • 気になる点を、応募前に担当者へ質問する
  • 複数の経路で、同じ条件を検索して比べる
  • 介護特化型サイトも、あわせて使ってみる
執筆者

神野司(かみの つかさ)

大阪で訪問介護事業所を13年間経営。2018〜2022年は東京の高齢者デイサービス代表も兼任し、大阪・東京両方で採用面接を50例以上経験。

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