元・訪問介護事業所経営者が語る、現場のホンネ

転職前に確認すべき求人票の見方|給与以外にチェックすべき項目

転職前に確認すべき求人票の見方|給与以外にチェックすべき項目

給与だけを見て、求人票を選んでいませんか

これまでの記事では、処遇改善加算や資格手当など、給与に関するチェックポイントをお伝えしてきました。この記事では、給与以外の項目で、求人票から確認しておきたいポイントを整理します。

勤務体系・休日に関する項目

年間休日数
月給だけでなく、年間休日数によって「時間あたりの負担」は大きく変わる
シフトの組み方
固定シフトか、希望を考慮した変動シフトか
有給消化率
記載がなければ、面接で直接尋ねてよい項目

雇用の安定性に関する項目

「契約社員から正社員登用あり」という記載は、実際に登用の実績があるかどうかで、意味合いが大きく変わります。制度としてあるだけで、実際の登用実績がほとんどない求人票も存在するため、面接で「直近1年で何人登用されたか」を確認してみるとよいでしょう。

神野司

神野司

経営者としても、「正社員登用あり」という表記だけで終わらせず、実際に何人登用したか、具体的に答えられる事業所かどうかは、その事業所の誠実さを見極める一つの目安になると思います。

離職率・定着率に関する項目

求人票に離職率が明記されていることは稀ですが、職場見学の際に、スタッフの平均勤続年数や、直近の退職者数を尋ねてみることで、定着率の傾向がある程度見えてきます。以前の記事でご紹介した「職場見学で聞くべき質問リスト」もあわせてご活用ください。

社会保険・福利厚生に関する項目

社会保険完備の範囲
パート・登録ヘルパーも加入対象になる勤務時間・日数か
交通費・車両維持費の支給
訪問介護の場合、自家用車移動にかかるガソリン代・車両維持費の扱い

まとめ

求人票を見るとき、給与欄だけに注目してしまいがちですが、年間休日数、正社員登用の実績、定着率、社会保険の加入条件といった項目も、長く働き続けられるかどうかを左右する重要な情報です。気になる項目は遠慮せず、面接や職場見学の場で具体的に確認してください。

執筆者
神野司(かみの つかさ)
大阪で訪問介護事業所を13年間経営。2018〜2022年は東京の高齢者デイサービス代表も兼任し、大阪・東京両方で採用面接を50例以上経験。
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