介護の派遣会社を使うと、派遣会社に雇われたまま、介護施設などで働けます。
派遣会社を選ぶときは、ランキングの順位より、許可の有無と担当者の対応を確かめることが大切です。
この記事では、介護の派遣会社の仕組み、メリットとデメリット、選び方、求人の探し方を整理します。介護の現場で派遣スタッフを受け入れる側にいた筆者の経験も紹介します。
介護の派遣会社とは|派遣会社に雇われて働く
介護の派遣会社で働く場合、雇用契約を結ぶ相手は派遣会社です。働く場所は派遣先の施設で、毎日の仕事の指示は派遣先から受けます。
給料は、派遣会社から支払われます。困ったことがあれば、派遣会社の担当者に相談するのが基本です。
派遣のほかに、派遣で働いた後に直接雇用を目指す「紹介予定派遣」という形もあります。合うかどうかを確かめてから入職できるので、施設選びに迷う人に向いています。
介護の派遣会社で働くメリット・デメリット
介護の派遣会社で働くメリットは、働く日や時間を選びやすいことです。一方で、同じ職場で長く経験を積むには向かない面もあります。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 勤務日・時間・期間を選びやすい | 同じ職場で働ける期間に限りがある |
| 職場に言いにくいことを担当者が伝えてくれる | 派遣先の役職や昇進には乗りにくい |
| いろいろな施設を経験できる | 職場ごとにやり方を覚え直す必要がある |
派遣で同じ部署に働けるのは、原則として3年までです。長く同じ職場で働きたい人は、紹介予定派遣や直接雇用も考えておきましょう(出典:厚生労働省「労働者派遣事業」)。
介護の派遣会社と時給の見方
介護の派遣会社の時給は、地域や施設、夜勤のあるなしで大きく変わります。求人を比べるときは、時給の数字だけで決めないことが大切です。
- 交通費が時給に含まれるか、別に出るか
- 夜勤手当や深夜割増がどう計算されるか
- 社会保険に入れる働き方か
派遣で働く人の待遇は、2020年4月から「同一労働同一賃金」のルールで決めることになりました。派遣先で同じ仕事をする職員と比べて、不合理な差をつけないための仕組みです。
介護の派遣会社の選び方
介護の派遣会社の選び方で最初に確かめたいのは、国の許可を受けた会社かどうかです。許可番号は、厚生労働省の「人材サービス総合サイト」で調べられます。
そのうえで、次の点を比べると、自分に合う会社を選びやすくなります。
- 介護の仕事を専門に扱っているか
- 住んでいる地域の求人が多いか
- 担当者が職場の様子を具体的に教えてくれるか
- 資格取得の支援や、紹介予定派遣があるか
派遣会社によっては、仕事が決まった人の資格取得を支える制度を持つところもあります。たとえば、かいご畑については、こちらで評判と注意点をまとめています。
かいご畑の評判・口コミは?悪い口コミや登録の注意点、無料で資格取得できる制度を徹底解説
carejoblink.com
介護の派遣会社で求人を探す方法
介護の派遣会社の求人は、各社の求人サイトで探します。気になるものがあれば会社に登録して、担当者に相談するのが一般的な流れです。
派遣の求人には、夜勤専従、日払い、短期の仕事など、直接雇用より働き方の幅が広いものがあります。複数の会社に登録して、求人を比べる人もいます。
派遣を受け入れる施設の側は、次のように見ていました。筆者が正社員として働いていた会社でも、派遣スタッフを受け入れていました。
神野司
受け入れる施設は人手不足を補いたい事情を抱えています。派遣で働く人は、職場ごとのやり方を早めに担当者や職員に確かめておくと、仕事に入りやすくなります。
介護の派遣会社と法律|介護職の派遣は禁止されていない
介護の派遣会社から介護職として働くことは、法律で禁止されていません。派遣が禁止されているのは、港湾運送、建設、警備、病院などでの医療関係の業務です。
看護師などの医療関係の仕事は、原則として派遣できません。ただし、特別養護老人ホームなどでは派遣が認められています(出典:厚生労働省の資料)。
介護医療院などで医療の業務を行う職種は、派遣で配置できないとされています。派遣先の施設の種類も、契約の前に確かめておきましょう。
介護の派遣会社まとめ
介護の派遣会社は、働く日や時間を選びたい人に向いた仕組みです。会社選びでは、許可の有無と担当者の説明の具体性を見ると失敗しにくくなります。
- 雇い主は派遣会社、働く場所は派遣先
- 同じ部署で働けるのは原則3年まで
- 時給は交通費や夜勤の計算まで比べる
- 許可番号は国のサイトで調べられる
まずは2〜3社の求人を見比べて、担当者に職場の様子を具体的に聞いてみてください。
- 執筆者
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神野司(かみの つかさ)
大阪で訪問介護事業所を13年間経営。2018〜2022年は東京の高齢者
デイサービス代表も兼任し、大阪・東京両方で採用面接を50例以上経験。
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