面接の最後、「何か質問はありますか」と聞かれる場面。この逆質問一つで、
採用側の印象は大きく変わります。
13年間、数えきれないほどの逆質問を受けてきました。今回は、
実際に良かった逆質問、微妙だった逆質問、そして忘れられない
変わった逆質問を、具体的にお伝えします。
好印象だった逆質問、3つの実例
「入浴介助の具体的なハウツーを教えてください」
やる気が伝わってくる質問です。
即戦力になろうとしている勢いを感じました。
「面接後、実際の介護の様子を見学させてもらえますか」
その場で時間を調整してでも現場を見ようとする姿勢は、
前向きに検討している証拠として、
好印象でした。
「スタッフに同年代の方はいますか」
環境を知ろうとする質問です。同年代のスタッフがいれば、
長く働いてもらえる可能性が高いというサインにもなります。
微妙だった逆質問、2つの実例
「6か月たてば有給が使えますよね?」
有給は労働者の権利であり、確認すること自体は
問題ありません。ただ、面接の場でこれを最初に持ち出されると、
正直「今、その話?」と感じてしまいます。
「サービス提供責任者の仕事だけで、現場には入らなくていいですよね?」
これは事実誤認も含んでいます。サービス提供責任者は制度上、
現場に入りながら兼務することができます。現場を嫌うサービス
提供責任者は、正直その役割を十分に果たせません。
忘れられない、変わった逆質問
「最近退職された方は何人いますか?理由は?」
事業所の内情を探ろうとする質問でしたが、
個人情報を含む内容なので、当然お答えできません。人手不足の
売り手市場を象徴するような質問だと感じました。
神野司
その募集に応募してきた70代の男性です。面接で「あなたのファンです」と、
その求人誌の切り抜きをクリアファイルに入れて見せてこられた時は、
正直、鳥肌が立ちました。
まとめ:逆質問は「何を知りたいか」がすべて
良い逆質問に共通しているのは、「入職後の自分」を具体的に
イメージしようとしていることです。条件面の確認も大切ですが、
面接の場でどう伝えるかによって、印象は大きく変わります。
面接で見られている他のポイントについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
介護職の転職面接で見られているポイント|元経営者の本音
carejoblink.com
- 執筆者
-
神野司(かみの つかさ)
大阪で訪問介護事業所を13年間経営。2018〜2022年は東京の高齢者デイサービス代表も兼任し、大阪・東京両方で採用面接を50例以上経験。
詳しいプロフィールはこちら
