元・訪問介護事業所経営者が語る、現場のホンネ

介護福祉士の勉強方法|働きながら合格を目指す勉強法・過去問の使い方を解説

介護福祉士の勉強方法|働きながら合格を目指す勉強法・過去問の使い方を解説

介護福祉士の勉強方法は、参考書を片手に過去問を解き、間違えたところを参考書で確かめる、の繰り返しが基本です。筆者も2014年に、この方法で介護福祉士に合格しました。

試験は13科目・125問と範囲が広いため、参考書を1ページ目から読み進めるより、過去問で出るところを先に知る方が早く進みます。この記事では、勉強の順番、期間の目安、過去問の使い方を、筆者の受験体験とあわせて紹介します。

受験資格をまだ確かめていない人は、先にこちらで自分のルートを確認してください。

介護福祉士の勉強方法|参考書を片手に過去問を繰り返す

介護福祉士の勉強は、過去問を解く→参考書で理由を確かめる→間違えた問題を解き直す、の順で進めます。参考書を全部読んでから問題に入るより、出る形を先に知る方が覚えやすいからです。

  • 過去問を1回分解いて、今の実力を見る
  • 間違えた問題の答えの理由を、参考書で確かめる
  • 間違えた問題だけを、もう一度解く
  • 苦手な科目に時間を多めに配る
  • 試験の前に、もう一度全体を解き直す
神野司

神野司

私が2014年に受けたときも、参考書を片手に過去問を解く、の繰り返しでした。仕事で役所とのやり取りが多く、制度の問題は勉強しなくても分かったので、勉強時間はあまり取っていません。

介護福祉士の勉強は何から始める?

最初にやるのは、過去問を1回分解いて、今の実力を確かめることです。点数が低くても問題ありません。分かる分野と分からない分野を先に分けておくと、勉強時間をむだなく配れます。

過去問は、社会福祉振興・試験センターのホームページで、過去の試験問題として公開されています。すべての漢字にふりがなが付いた版もあります(出典:社会福祉振興・試験センター「過去の試験問題」)。

介護福祉士の勉強時間と、いつから始めるか

介護福祉士の勉強期間は、人によりますが3か月から半年ほどが目安だと筆者は考えています。参考書と過去問を何周か繰り返すには、そのくらいの期間が必要です。

次の第39回試験は、2027年1月31日です。半年かけるなら7月ごろ、3か月なら10月ごろには始めておきたいところです(出典:社会福祉振興・試験センター「第39回試験」)。

仕事で制度や書類に触れている人ほど、覚えることが少なくて済みます。筆者もそうでした。逆に、制度に触れる機会が少ない人は、社会の理解(介護保険・障害者総合支援法など)に時間を多めに取ってください。

介護福祉士は過去問だけで受かる?

介護福祉士は、過去問だけを解いて答えを覚える方法では、合格は難しいと考えた方が安全です。同じ問題がそのまま出るとは限らないため、答えの理由まで参考書で確かめておく必要があります。

もう一つの理由が、合格基準です。総得点が合格点を超えても、11の科目群のうち1つでも0点があると不合格になります(出典:社会福祉振興・試験センター「合格基準」)。過去問で取れなかった科目を、参考書で埋めておくことが大切です。

合格点の推移や、パート合格のしくみは、こちらで説明しています。

介護福祉士の過去問の使い方

過去問は、1回目で苦手を見つけ、2回目からは間違えた問題と理由を説明できない問題だけを解き直す使い方が基本です。全部を同じ回数だけ解き直すより、分かっていないところに時間を使えます。

  • 1回目:時間を気にせず解き、答え合わせと解説まで読む
  • 2回目:間違えた問題と、たまたま正解した問題だけを解く
  • 3回目以降:それでも間違える問題を、参考書と一緒に確かめる

正解した問題でも、なぜその選択肢が正しいのかを自分の言葉で説明できなければ、復習に入れてください。

働きながら介護福祉士の勉強を続けるには

働きながら勉強するなら、長い時間を取るより、短い時間でも毎日続ける方が身につきます。暗記と復習は通勤や休憩の時間に、過去問を通して解くのは休みの日に、と分けると続けやすくなります。

神野司

神野司

事業所を経営していたころ、資格を目指しながら働くスタッフを何人も見てきました。忙しい日に無理をして長く机に向かうより、短い時間でも毎日続けている人の方が、勉強を続けられていた印象があります。

苦手な科目を後回しにすると、直前に手が回らなくなります。過去問で点が取れなかった科目は、早めに時間を配っておいてください。

介護福祉士は独学と通信講座のどちらがいい?

自分で計画を立てて続けられる人は独学、ペースを作るのが不安な人は通信講座が向いています。どちらでも、参考書と過去問を繰り返すという勉強の中身は同じです。

方法 向いている人
独学(市販の参考書+公開されている過去問) 自分で計画を立てて続けられる人、費用を抑えたい人
通信講座 締め切りがある方が続く人、分からないところを質問したい人

通信講座では、ユーキャンの介護福祉士講座があります。2026年11月2日に公式ページで確かめた内容は、次のとおりです。

  • 受講料:一括払い49,800円、分割払い月々3,900円×13回(総計50,700円)、税込・送料はユーキャン負担
  • 添削:7回(修了課題1回を含む)
  • 質問:1日3問まで
  • 標準学習期間:6か月(試験月までに足りない場合は、翌年の試験月まで指導)
  • 一般教育訓練給付金の対象

講座を受けても、受験資格は別に満たす必要があります。今から申し込むと、どの年の試験が目標になるかなど、申し込む前の注意点はこちらでまとめています。

介護福祉士の勉強方法まとめ

介護福祉士の勉強は、参考書を片手に過去問を解き、間違えたところを確かめる、の繰り返しです。押さえておきたい点は次の4つです。

  • 最初に過去問を1回分解いて、今の実力を見る
  • 期間の目安は3か月から半年。第39回は2027年1月31日
  • 答えを覚えるだけでなく、理由を参考書で確かめる
  • 0点の科目群を作らない

ペースを作るのが不安な人は、通信講座の内容も比べてみてください。

資格を取ったあとの給料の変化は、こちらで紹介しています。

執筆者
神野司(かみの つかさ)
大阪で訪問介護事業所を13年間経営。2018〜2022年は東京の高齢者デイサービス代表も兼任し、大阪・東京両方で採用面接を50例以上経験。
詳しいプロフィールはこちら

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